研究課題/領域番号 |
21K08617
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
渡邊 美穂 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (40791728)
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研究分担者 |
小西 聡 立命館大学, 理工学部, 教授 (50288627)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 胎児治療 / 再生誘導治療 / 脊髄髄膜瘤 / 低侵襲治療 |
研究開始時の研究の概要 |
脊髄髄膜瘤は高頻度に生じる先天性奇形であり、生涯に渡る神経損傷を来す。近年胎児期に進行する神経損傷を防ぐ目的で妊娠中期に子宮開放手術による胎児髄膜瘤閉鎖術が行われているが、完全な神経機能の回復は難しく高侵襲治療ゆえ早産率が高い。我々は上記欠点を克服するために低侵襲かつ妊娠早期に行える次世代新規脊髄髄膜瘤治療法の開発を目的とした研究を行っており、本研究ではウサギ胎児脊髄髄膜瘤モデルの髄膜瘤上に作成したデバイスを用いて細胞スフェロイドを移植し、再生誘導組織で脊髄神経の保護ができるかどうかの短期的評価実験を行う事を目的としている。
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研究実績の概要 |
本研究で行う1細胞スフェロイドの適正化、2ラット・ウサギ胎仔脊髄髄膜瘤モデルを用いたデバイス評価、3ウサギ胎仔脊髄髄膜瘤モデルでの短期治療成績の目的の内、2の段階でトラブルシューティングを行いながら、3の準備を行っている最中である。 2では、ラット胎仔モデルを用いてデバイスの固定力を検討中であるが、従来使用していたデバイスが外的刺激ではがれやすいものであったので、デバイスのデザイン変更、吸引システムの変更、サイズの変更、素材の変更などを行い固定力の向上を目指した実験を行っていた。現行のモデルであれば、水中での接着力は依然弱いものの、空気中の接着力は再現性をもって改善、さらにある程度湿った環境下での接着力も向上した。 今後もラット胎仔モデルを用いながら適正化実験を継続し、十分な固定力を得られたら、ウサギ胎仔脊髄髄膜瘤モデルを用いて動物実験を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
やや予定よりは遅れているが、このまま継続すれば最終的には目的は達成される見込みである
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今後の研究の推進方策 |
本研究で行う1細胞スフェロイドの適正化、2ラット・ウサギ胎仔脊髄髄膜瘤モデルを用いたデバイス評価、3ウサギ胎仔脊髄髄膜瘤モデルでの短期治療成績の目的の内、2の段階でトラブルシューティングを行いながら、3の準備を行っている最中であるため、このまま継続し半年以内には3の実施を行いたいと考えている
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