研究課題/領域番号 |
21K08623
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
松久保 眞 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (00528036)
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研究分担者 |
家入 里志 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (00363359)
大西 峻 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (10614638)
矢野 圭輔 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 助教 (30757919)
加治 建 久留米大学, 医学部, 教授 (50315420)
杉田 光士郎 鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 特任助教 (50781514)
武藤 充 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 客員研究員 (70404522)
町頭 成郎 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (80404523)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 肝細胞増殖因子(HGF) / 静脈栄養合併肝障害(PNALD) / 完全静脈栄養(TPN) / 脂肪肝 / カスパーゼ9 / 短腸症候群 / 完全静脈栄養(TPN) / 腸管不全関連肝障害(IFALD) / 肝細胞増殖因子(HGF) / 静脈栄養関連肝障害(PNALD) / 完全静脈栄養 / 腸管不全関連肝障害 / HGF |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では大量の腸管切除と長期絶食・TPNによってIFALDモデルラットを作成し、HGFが有すると考えられる直接的/間接的にIFALDに与える効果を検討し、肝臓内の脂質輸送と排出の観点から新たな治療法を確立する。 ①腸管大量切除後の長期絶食・TPNモデルにおいてHGF投与群と非投与群の肝臓内脂質量また肝内脂質輸送と排出に関与する因子の比較を行い、HGFのIFALDに対する予防・治療効果を検討する。 ②HGFによる肝内脂質輸送と排出の促進作用に着目した、IFALDの予防・治療する細胞内シグナル伝達経路およびメカニズムの解明を行う。
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研究成果の概要 |
【目的】絶食と完全中心静脈栄養(TPN)管理によりPNALDモデルラットを作成し、肝細胞増殖因子(HGF)の静脈内投与を行った。HGF投与群と非投与群を比較することでPNALDに対するHGFの予防効果を評価することを本研究の目的とした。【方法】ラットの右頚静脈より中心静脈カテーテルを留置し、7日間の絶食TPN管理を行った。ラットをTPN群、TPN+HGF(低容量)群とTPN+HGF(高容量)群の3群に分け比較検討を行なった。【まとめ】HGFにはPNALDを予防する可能性があり、HGFの肝細胞の抗アポトーシスや脂肪肝抑制などがその作用機序となっていると思われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
長期静脈栄養に関連する肝障害を静脈栄養関連肝障害(PNALD)というが、肝機能の未熟な新生児や乳幼児では発症しやすい。不可逆性の肝硬変に進行することもあり、PNALDの予防や治療を行うことは重要である。今回、静脈栄養によって管理されたラットに、肝細胞増殖や血管再生などの多様な生理活性を持つ肝細胞増殖因子(HGF)を投与したする動物実験を行った。その結果HGFにはPNALD発症を予防する効果があることが明らかとなった。
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