研究成果の概要 |
胆管浸潤を伴う膵胆道癌において、外科的切除を受けた13例を収集した。切除標本からDNAを抽出し、全エクソームシークエンスを行なったところ, TP53, ABCA8, BRCA2, FGFR2, APC, SMAD4, NRASの病的変異を認めた。cf-DNAを抽出結果では, 胆汁には血漿に比べ多くのcf-DNAが含まれ、より長いDNA fragmentを有することが明らかになった。胆汁cf-DNAは遺伝子解析に適した質と量を有しており, 腫瘍由来の遺伝的変異を反映している。胆汁cf-DNAは, ゲノムのプロファイリングを検出するためのリキッドバイオプシーとして有用なツールと考えられた
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