研究課題/領域番号 |
21K08760
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
矢野 文章 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (80318005)
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研究分担者 |
増田 隆洋 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (40649092)
藤崎 宗春 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (50597979)
西川 勝則 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (70246429)
高橋 慶太 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (70795096)
谷島 雄一郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (80385335)
池上 徹 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (80432938)
宇野 耕平 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (80899386)
坂下 裕紀 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (80911586)
小林 毅大 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (10899868)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 胃食道逆流症 / バレット食道 / 食道腺癌 / バレット食道癌 / p63コンディショナルノックアウトマウス / 逆流性食道炎モデル / 実験モデル |
研究開始時の研究の概要 |
p63コンディショナルノックアウトマウス(C57BL/6J-Taf1bem1cyagen)に胆汁逆流を誘発する。 手術方法は次の通りである。①24時間の絶食後,イソフルラン麻酔下(導入:4%,維持:2%)にマウスの上腹部を約1.5 cm開腹し、前胃・腺胃境界部を2-0絹糸で結紮する(His角の破壊)。②胃食道接合部に約4 mmの筋層切開を粘膜損傷を避けつつ置き、噴門を拡張させる。③さらにFinney幽門形成を行い十二指腸液-胃逆流を誘導する。 手術の1週間後にCre発現をさせ、手術1、3、6、9、12カ月後で幽門から頚部食道までを摘出し食道炎、バレット食道および食道腺癌の発生について評価する。
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研究実績の概要 |
本研究ではバレット食道腺癌モデルの作成を目標としている。食道腺癌の発達には胆汁酸逆流が重要であることが知られている。p63KOマウスを用いて、His角の結紮破壊、噴門部の拡張手術、幽門部の拡張手術を行うことで胆汁酸逆流を誘発し、食道腺癌に発達させる計画となっている。ただし。p63KOマウスは消化管粘膜に障害を来すため長期生存不能であり、conditional knockoutマウスを作成する必要がある。申請者は2022年度まででp63 conditional knockoutホモマウスの作成作業を完了させた。2023年度はマウスを飼育、繁殖し、p63KOが正常に遺伝することを確認できた。 今後は本研究で作成に成功したp63KOマウスを用いて、胆汁酸逆流手術を施し、食道の変化を観察していく予定である。
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