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免疫老化スコア化システムを用いた食道癌薬物療法の有効性予測

研究課題

研究課題/領域番号 21K08785
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

吉村 清  昭和大学, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (30346564)

研究分担者 浅井 義之  山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00415639)
角田 卓也  昭和大学, 医学部, 教授 (30275359)
平澤 優弥  昭和大学, 医学部, 助教 (30834121)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード加齢 / がん免疫 / 免疫老化 / 腫瘍免疫 / 腸内細菌叢 / 循環腫瘍細胞 / 機械学習
研究開始時の研究の概要

がん患者に対する薬物療法の年齢の制限・限界は、暦年齢とパフォーマンスステータスや血液生化学検査などの結果から判断されている。しかし、同じ年齢であっても、免疫老化の進んだ患者と進んでいない患者が存在し、年齢が患者の免疫学的観点からの薬物療法の限界を反映していない例も多い。そのため、申請者は、免疫に対する加齢の影響を客観的に評価するための指標が必要であると考えた。本研究では、切除不能食道がん患者のT細胞における免疫老化、免疫に強く影響を与える腸内細菌の加齢による変化、および、循環腫瘍細胞の免疫老化に影響を与える癌細胞の変化を測定し年齢層ごとに動態を解析し、機械学習を用いてこれらの変化を解析する。

研究成果の概要

急速に高齢化するがん患者に対して薬物療法の年齢の制限・限界が、暦年齢とパフォーマンスステータスなどで評価されているが、客観的に評価できる指標が必要ではないかと考え免疫老化に注目した。免疫老化をT細胞における免疫老化と免疫状態に影響を与える腸内細菌を年齢層ごとに検索し免疫老化が副作用と有効性のバランスを客観的に評価できるかを検索する。解析に少数例かつ多因子を正確に評価する方法とし機械学習と一個抜き交差検証を併用する。本研究では高齢化する切除不能食道がん化学療法を安全かつ有効に行う新しい指標を作ることで社会に迅速に還元できる研究である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

免疫老化は免疫学において以前から確認されている現象であるが、がん患者におけるデータはまだない。また、現時点で治療効果と関連が報告されている免疫チェックポイント分子の発現率や腸内細菌叢の多様性など、がん治療に関連する免疫学的因子が加齢の影響を受けるか否かについてもデータがない。そのため研究の独自性は高いと考える。また、加齢による生体の変化は確実に存在しており、高齢化に伴って高齢患者が増加している現代において、本研究が及ぼす影響は大きい。そのため、本研究が創造する新たな価値は高いと考える。

報告書

(3件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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