研究課題/領域番号 |
21K08869
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田ノ上 禎久 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (40372742)
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研究分担者 |
仁田 翔大 九州大学, 大学病院, 医員 (70769801)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | central ECMO / Impella / LV unloading / 重症心不全 / 左室ベント / ECMO / IMPELLA / V-A ECMO / LV vent / 急性循環不全 |
研究開始時の研究の概要 |
1) 循環補助中の血行動態評価:全身麻酔下に開胸、LADを結紮、循環補助 (ECMO ± LV unloading) を開始する。同一個体で30分ごとにLV unloading法を変更し、各LV unloadingによる血行動態を測定、比較する。 2) 循環補助離脱後急性期の心機能:LADを結紮し補助循環を開始。90分後にLADを再灌流。その後90分補助を継続した後、補助から離脱する。各群で補助離脱後に心機能及びCK-MB (心筋梗塞の程度の指標)を評価する。 3) 慢性期の心臓評価:各群のモデルを作成した4週間後に心機能、NT-pro BNP、心筋梗塞巣サイズ、心筋リモデリングを評価する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は重症急性循環不全に対するLV unloading方法として、Impellaの効果の検証である。ブタの急性心筋梗塞 + V-A ECMOモデルで、2種のLV unloading効果の比較検討を行うことを目指している。①ECMO単独、②ECMO+surgical LV venting、③ECMO+Impella の3 群比較を行い、循環補助中の血行動態、循環補助離脱後急性期の心機能、循環補助離脱後慢性期の心機能・心筋リモデリングを検証することが本研究の目的である。②群で心機能が保てる傾向が観察された。群に関しては、他二群と比較できるデータ取得には至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IMPELLAが外科的左室ベントと同等のLV unloading効果を発揮することの証明には至らなかったが、そのための実験のモデルの確立に成功した。今後同モデルを用いて、デバイス関連の実験データの蓄積が期待される。
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