研究課題/領域番号 |
21K08913
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
光星 翔太 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (70746875)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 肺胞上皮細胞 / 細胞シート / フィーダーフリー / 移植 / 肺再生 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、再生医療の組織補填療法として肺胞構造の再構築を目的に、AECを細胞ソースとし、rhoキナーゼ阻害剤と組換えヒトラミニン511-E8タンパク質を用いて、フィーダーフリーでAECの培養方法を確立する。さらに、フィーダーフリーで作製したAECシートの強度を含め特性を明らかにし、AECシート移植後の生着の程度、移植肺の組織特性を解析する。
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研究成果の概要 |
体重100-150gの雄ラットから単離した肺胞上皮細胞(AEC)をフィーダーフリーで低カルシウムイオン培地を用いて初代培養を行った。培養増殖したAECを温度応答性培養皿に継代し、細胞シートとして回収した。無胸腺ラットの肺を一部切除し切除断端へAECシートを移植し、1週間後に移植肺を摘出し、AECの機能を維持し生着していた。 作製されたAECシートは再生医療への活用が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
臓器移植、人工臓器の発展、進歩は目覚ましいが、それぞれ克服すべき課題があるり、これらを克服するための手段として再生医療が提案される。肺再生にはガス交換能を有する肺胞上皮細胞(AEC)が重要とされるが、長期培養が困難とされ、再生医療が進んでいない。本研究ではAECの培養方法、AECシート作製、移植までを行い、AECの特性を維持し生着を確認できた。今後、AECシートを用いた臨床応用が期待でき、再生医療における意義が大きいと考えられる。
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