研究課題/領域番号 |
21K08993
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
佐藤 仁昭 神戸大学, 医学研究科, 准教授 (80403286)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 慢性疼痛 / 神経障害性疼痛 / functional MRI / 脳機能結合 / 脊髄刺激療法 / fMRI / 帯状疱疹後神経痛 / 神経障害性痛 |
研究開始時の研究の概要 |
内服治療や神経ブロックで十分な痛みの緩和が得られない帯状疱疹後神経痛の患者を対象に、脊髄刺激療法が有効であるか否かを施行前に予測するための、非侵襲的な簡便な手法の同定を目的とした研究です。脊髄刺激療法を施行する前に安静時の機能的MRI画像を撮影し、脊髄刺激療法が有効であった患者と有効でなかった患者の機能的MRI画像の差異を解明します。
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研究成果の概要 |
帯状疱疹後神経痛を含む難治性神経障害性疼痛の患者で、試験的脊髄刺激療法と試験刺激前のfunctinal MRIを用いた安静時脳機能画像の撮像を行った症例のデータを集積し、試験的脊髄刺激療法の有効性と事前の安静時脳機能画像より得られた安静時脳機能結合との間に相関があるかを解析した。慢性神経障害性疼痛患者における試験的脊髄刺激療法の有効性と非有効性を、事前の脳機能画像の特徴で比較した報告はこれまでにない。この研究成果は現在英文誌に投稿中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難治性の神経障害性疼痛の患者の中で、脊髄刺激療法が有効であった症例と無効であった症例とをfunctional MRIで比較した時、計測した安静時脳機能的結合に差があることがわかった。治療前のfunctional MRIでの計測が、難治性神経障害性疼痛に対する脊髄刺激療法の効果予測因子として活用されるようになれば、有効な症例のみに限定して脊髄刺激療法を行うことが可能となるため、より質の高い医療の提供と医療費の削減につながることが期待される。
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