研究課題/領域番号 |
21K09089
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 天理大学 (2023) 天理医療大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
松本 智子 天理大学, 医療学部, 准教授 (80642678)
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研究分担者 |
野上 恵嗣 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (50326328)
下村 大樹 天理医療大学, 医療学部, 特別研究員 (70723302)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 凝固線溶機能評価 / 凝固波形解析 / 凝固線溶波形解析 / 血友病A / 波形解析 / 第VIII因子 / 迅速診断法 / 凝固 / 線溶 |
研究開始時の研究の概要 |
(1) CFWAは汎用性が高く、実用化が必要 ①凝固・線溶マーカーを用いた波形変化の評価②CFWAを用いた後天性凝固異常症の病態解析③AIを用いた解析診断ツールの開発 (2) 凝固・線溶タンパクの相互関連性について基礎実験による評価 ①凝固因子と線溶因子の相互関連性の評価②抗凝固剤の凝固・線溶への関連性の評価
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研究実績の概要 |
凝固波形解析(CWA)の中でも特にAPTTを用いたCWA(APTT-CWA)の研究が活発だった。AI研究を用いたAPTT-CWAについて、ディ-プラーニング法(D法)を用いてAPTT延長を示す凝固異常症について解析し、今までの数個のパラメータを用いた分類鑑別より、向上することを明らかにした。さらに機械学習を用いたAI研究ではD法よりさらに鑑別能は向上した。これらの方法を基に一般検査室で使用できる汎用性の向上を目指す。 凝固波形解析の応用として、dRVVT法を用いた用途外だが、CWAを用いて、DOACSモニタリング法の開発を目指し、1回目の学会発表を実施した。さらにDOACS服用下患者血漿と他の凝固異常症との鑑別を目指し、方法の確立を目指す予定である。 凝固線溶波形解析(CFWA)を用いた解析では、組織因子の有無による血友病治療薬の評価について、発表を実施した。また、CFWAの波形の呈する意義について分からないことが多い。その波形の示す意義を線溶相を中心に、FDPやDダイマーなど線溶マーカー測定を実施したり、さらにImmunoblotを用いたFDP分画の様子について、凝固因子低下症例を健常人ではフィブリン溶解するパターンが異なることを明らかにした。 まだまだ研究は中途段階である。今後、CFWAの示す意義について、線溶基準になっている方法との比較が必要である。DOACSモニタリング法の確立を目指したい。さらにAPTT-CWAの標準化に向けた課題もある。 これらの課題を引き続き、着実に取り組んでいきたい。
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