研究課題/領域番号 |
21K09291
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
矢部 裕 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (00803016)
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研究分担者 |
萩原 嘉廣 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (90436139)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 破壊性脊椎関節症 / 脊椎 / アミロイド / β2ミクログロブリン / 黄色靭帯 / 腰椎 / CT画像 / 椎間板 / 血液透析 / β2ミクログロブリン / 関節包 |
研究開始時の研究の概要 |
破壊性脊椎関節症は長期透析患者にみられる重大な合併症であり、医療技術の進歩による透析患者の平均寿命の延伸と共に患者数が増加している。特に脊椎に生じる病変は骨・椎間板・靭帯の破壊や神経の圧迫により強い痛みや重篤な神経障害を生じ、患者の日常生活動作を著しく障害する。しかしながらその病態は未だ解明されていない。本研究は透析患者の椎間板、靭帯、関節包といった脊椎を構成する組織を同時に解析し、破壊性脊椎関節症の病態を解明することを目的とする。網羅的な遺伝子・タンパク解析、画像解析を行い破壊性脊椎関節症の病態に迫るとともに、病変進行の予後予測の可能性を検討する。
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研究成果の概要 |
破壊性脊椎症は長期透析患者にみられる重大な合併症であり、進行性に骨や関節の破壊を生じる。特に脊椎に生じる病変は強い背部痛や神経障害により、患者の日常生活動作を著しく障害し、要支援・要介護の原因ともなる。脊椎周囲の軟部組織へのアミロイドの沈着がトリガーとなり、破壊性脊椎関節症を生じると推測されているが、その病態は未だ解明されていない。本研究では画像および網羅的な遺伝子・タンパク解析を行い、機械的ストレスによりアミロイドの沈着が促進し、引き続く炎症カスケードにより破壊性脊椎関節症を生じる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
透析患者の数は年々増加し、また医療技術の進歩による透析患者の平均寿命の延伸に伴い、破壊性脊椎関節症の患者数も増加しているとされる。しかしながら破壊性脊椎関節症の病態は解明されておらず、現在のところ予防・治療法は存在しない。また強い痛みや麻痺が生じた場合、神経の除圧や脊椎を固定する手術治療が行われるが、病変の進行を予測する方法もないため、手術法の選択において確立された基準がない。本研究では破壊性脊椎関節症のCT画像による詳細な分類を行い、また病態に関わる炎症カスケードを明らかとした。これらをターゲットとした新たな予防・治療法の開発や、病変の進行予測による治療方針の確立につながることが期待される。
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