研究課題/領域番号 |
21K09621
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
今井 隆之 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん幹細胞研究部, 特任研究員 (80408583)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 下咽頭癌 / 扁平上皮がん / 下咽頭がん |
研究開始時の研究の概要 |
申請者らはこれまで、下咽頭がんのがん幹細胞マーカーとしてCD271を見出し、CD271陽性細胞を標的とすることで、in vivoでの腫瘍抑制効果が得られることを明らかにしてきた。 本申請では、未だ解明されていない1.下咽頭がんを悪性化させるCD271下流経路を明らかとし、2.経路・分子阻害による下咽頭がん抑制効果を検証し、3.正常細胞への影響を確認する。明らかとした経路・関連分子について、4.下咽頭がん患者予後の解析を行う。以上から、よりがん特異的な下咽頭がん治療標的・経路を見出すことを目指している。
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研究成果の概要 |
申請者らはこれまで、下咽頭がんのがん幹細胞マーカーとしてCD271を見出し、CD271陽性細胞を標的とすることで、in vivoでの腫瘍抑制効果が得られることを明らかにしてきた。本課題では、「下咽頭がんに特異的なCD271関連増殖経路」を同定し、その責任因子および経路を、新たな下咽頭がんの治療標的として確立する。検討の結果、ふたつの新しい責任因子を同定することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
下咽頭癌はその機能的重要性も相まって治療困難な癌種である。私たちは新しい治療標的を探るために、CD271という分子に着目して研究を実施してきた。CD271は下咽頭癌の増殖に重要であることがわかっていたが、本課題ではその下流分子の同定に成功した。今後も知見を重ね、下流分子の阻害剤を開発していく。
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