研究課題/領域番号 |
21K09686
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
高橋 浩 日本医科大学, 大学院医学研究科, 研究生 (00188046)
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研究分担者 |
五十嵐 勉 日本医科大学, 医学部, 准教授 (10421190)
有馬 武志 日本医科大学, 医学部, 講師 (00823113)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 網膜光障害 / 硝子体手術 / 水素 / 網膜 / 酸化ストレス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、「硝子体手術における水素含有眼内灌流液による網膜光傷害の神経保護効果」について検討する。網膜に一定強度以上の紫外光および短波長の可視光線を照射することにより網膜障害が惹起される。近年でも硝子体手術の眼内照明による網膜光傷害が報告されている。 網膜光傷害による視細胞死には、酸化ストレスが深く関与していることが報告されている。硝子体手術中に酸化ストレスを抑制できれば、視細胞の神経保護効果が期待される。 我々は、これまで眼科分野における水素ガスを利用した酸化ストレスへの検討を行ってきた。本研究では、水素を利用することで、網膜光傷害から神経保護を示し、より安全な硝子体手術の開発に貢献したい。
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研究成果の概要 |
網膜に一定強度以上の紫外光および短波長の可視光線を照射すると網膜障害が惹起される。眼科診療器具による光照射でも網膜光傷害が生じることが数多く報告されている。 今回、ウサギに対する硝子体手術における網膜光傷害の検討を行った。具体的には、ウサギの単純硝子体茎離断術を行い、キセノン光源を30分間の照射を行った。通常の灌流液と水素含有眼内灌流液群の比較検討を行った。照射量は最大とし、照射部位は網膜より5ミリの位置で視神経乳頭より3ミリの位置とした。、術後6日目に黄斑局所網膜電図 (ERG)による電気生理学的解析、網膜光干渉断層計(OCT)を用いた網膜外顆粒層厚の解析を行ったが、特に有意差を認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の条件では、水素における網膜光障害を減弱することができなかった。今後さらなる検討を要する。
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