研究課題/領域番号 |
21K09808
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
|
研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
宮脇 剛司 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70246445)
|
研究分担者 |
宮野 千草 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (40868402)
赤石 渉 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (50815488)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 鼻中隔外鼻形成術 / 変形外鼻手術 / グリッドプロジェクショントポグラフィー / GPT / Augmented Reality / AR / Topography / 人体計測学 / 立体形状評価 / 斜鼻変形 / Augumented Reality / プロジェクションマッピング / プロジェクター / Projection based AR / Mixed Reality / MR / 左右対称性 |
研究開始時の研究の概要 |
我々はプロジェクションマッピング技術を利用したARシステムの開発に取り組んできた。その過程で開発したLaser Projection Topography(以下L P T)はリアルタイムかつ簡便な立体形状の評価方法であり、左右対称性を可視化することができる。 本研究は申請者らが開発したL P Tを用いて、体表面の立体形状を客観的に評価し、左右対称性が求められる手術(外鼻形成、乳房再建、臀部形成、眼瞼手術など)の技術向上・L P Tの普及を目指す。
|
研究成果の概要 |
Grid Projection Topography (GPT)技術を用いた小型プロジェクターを開発し、安全性評価や外鼻形成術への応用を行なった。100lm級の小型プロジェクターの温度上昇が安全範囲内であることを確認し、GPTによる立体形状評価が実際の偏位と高い相関を持つことを実証した。しかし、プロジェクターの開発は電磁波試験で基準値を超え、商用へは至らなかった。その後、専用スマートフォンアプリの開発を行い、部分的な実用化を達成した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Grid Projection Topographyは格子状画像を斜め方向から投影し、正面から観察することで等高線上の像が得られ、立体形状を把握する技術である。本研究で、この技術が実体の立体形状を正確に反映していることを実証した。制作したスマートフォンアプリケーションを用いて、ワイヤレスに簡便に行うことが可能となった。これにより、外鼻形成、顔面手術、乳房手術など、様々な立体的形成が重要となる手術にも応用可能であり、医療現場での手術精度と患者満足度の向上に貢献する可能性が示された。
|