研究課題/領域番号 |
21K09949
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
高田 雄京 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (10206766)
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研究分担者 |
高橋 正敏 東北大学, 歯学研究科, 助教 (50400255)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 磁性アタッチメント / 磁気回路 / 窒素 / 固溶 / オーステナイト / 磁気遮蔽 / レーザー溶接 / γ相 / 非磁性 / 磁石構造体 / 磁性ステンレス鋼 |
研究開始時の研究の概要 |
本課題では、磁性ステンレス鋼(SUS XM27)に窒素を固溶させて非磁性化した磁気シールド材料に着目し、Niを全く含まない閉路型の歯科用磁性アタッチメントの開発を目指す。開発を進めてきた窒素固溶による磁気シールドシステムは、磁性を示すα相に周囲から窒素を固溶させて表面のみにγ相(非磁性化)を形成し、クラッド加工なしに磁性/非磁性を組み合わせた同一材料による磁気回路を形成するものである。γ相の材料学的特性(磁気特性、機械的性質、耐食性、溶接性など)を明らかにすると共に、レーザー照射による磁性/非磁性の形状制御や効率的な磁気回路の構造及び製法を確立する。
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研究成果の概要 |
本課題では、磁性を示すα相に周囲から窒素を固溶させて表面のみにγ相(非磁性化)を形成し、クラッド加工なしに磁性/非磁性を組み合わせた同一材料による磁気回路を形成し、Niを全く含まない閉路型の歯科用磁性アタッチメントを開発した。γ相の材料学的特性(磁気特性、機械的性質、耐食性、溶接性など)を明らかにすると共に、レーザー照射による磁性/非磁性の形状制御や効率的な磁気回路の構造及び製法を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
安全性重視の国内外事情を考慮すると、Niを全く含まない閉磁路型の歯科用磁性アタッチメントの開発が切望されているが、国内外を通して未だ開発には至っていない。本研究において、Niを全く含まない非磁性ステンレス鋼として窒素固溶によるγ相を応用し、部品点数と製造工程の低減化を実現したクラッド加工のない高耐食性の閉磁路型歯科用磁性アタッチメントを開発したことは安全性を担保したQOLの高い歯科治療に貢献する。
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