研究課題/領域番号 |
21K09952
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(呉医療センター臨床研究部) |
研究代表者 |
武知 正晃 独立行政法人国立病院機構(呉医療センター臨床研究部), その他部局等, 医師 (00304535)
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研究分担者 |
太田 耕司 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (20335681)
中川 貴之 広島大学, 病院(歯), 助教 (30456230)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ビスホスホネート / 骨補填材 / 顎骨壊死 / 骨形成能 / 歯科インプラント / インプラント |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、歯科インプラント治療と骨補填材や骨形成因子を用いた顎骨再生療法に対する骨吸収抑制薬の影響についてラットを用いた組織学的、血清生化学的評価ならびに骨補填材上でBP存在下に培養したヒト顎骨由来骨芽細胞の細胞生物学的評価およびFGF-2とmelatoninによる骨形成促進作用と骨形成因子の発現に関する検討を行う。
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研究成果の概要 |
最終年度には、骨補填材を埋植したラットへBPを投与し新生骨の形成や骨補填材の吸収・置換に関する組織学的評価を行い、研究期間全体を通じて、本研究ではBPに曝露された顎骨が歯科インプラント治療に及ぼす影響、また異なる骨補填材を用いた骨再生療法へのBPの影響を検討し、様々な知見が得られたため、今後、骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(ARONJ)発症リスクを勘案した骨補填材の使用に関して重要な示唆をもたらすと期待できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
BP投与後の歯科インプラント治療では、顎骨壊死を発症する頻度が高いことが報告されている。しかしながら、これらの知見はあくまで症例報告レベルのエビデンスであり、大規模な後方視的研究から導き出された知見ではない。また、骨吸収抑制薬投与患者へのインプラント治療に関するコホート研究は、研究倫理の面で実施が困難であることから、本研究の動物実験から得られる知見がインプラント治療指針の決定に重要な役割を果たすと考えられる。
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