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歯根膜刺激が減少すると海馬錐体細胞が減少するメカニズムの解明 青斑を介した伝導路

研究課題

研究課題/領域番号 21K10000
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

原 哲也  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (60238160)

研究分担者 桑原 実穂  岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (30868287)
村上 明日香  岡山大学, 歯学部, 博士研究員 (80885426)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードノルアドレナリン / 青斑核 / 咬合支持 / 認知機能 / ラット / 青斑 / 海馬 / 記憶 / 歯根膜
研究開始時の研究の概要

抜歯に伴って海馬錐体細胞が減少して記憶・認知機能が低下するメカニズムは,歯根膜刺激の減少によるものと考察されているが,歯根膜から海馬に至る伝導路の詳細は不明である。そこで歯根膜刺激の感覚核である三叉神経中脳路核に隣接し,中枢系の広範囲にノルアドレナリン(NA)を放出する青斑核がこのメカニズムに及ぼす影響について,臼歯抜歯したラットの行動学的解析,海馬のNA濃度と細胞数,青斑核の細胞数などの変化を観察することによって検討する。

研究成果の概要

抜歯して咬合支持が喪失すると,認知機能が低下するメカニズムについて検討した。三叉神経中脳路核の細胞数ならびに認知機能に影響するノルアドレナリン含有ニューロンが集合している青斑核細胞が減少し,脳内アドレナリン量も減少していた。これらの結果から,咬合支持の喪失に伴う認知障害は,脳内ノルアドレナリン量の減少が影響することが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によって,抜歯によって咬合支持が喪失すると認知機能が低下するメカニズムの一因は,青斑核細胞の減少に伴う脳内ノルアドレナリン量の減少であることが示唆された。これらの結果は,歯を残したり,義歯の使用によって咬合支持を維持することは認知症予防に有効であることを示す科学的根拠の一つとなり,社会的に重要な意義である。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 咬合支持の喪失による三叉神経中脳路核と青斑核の変化と認知機能低下のメカニズム2023

    • 著者名/発表者名
      加藤(市川)知香,原 哲也,窪田(山田)知枝,角谷(桑原)実穂,皆木省吾
    • 学会等名
      日本補綴歯科学会第132回学術大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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