研究課題/領域番号 |
21K10267
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
東 哲司 朝日大学, 歯学部, 准教授 (80432649)
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研究分担者 |
入江 浩一郎 神奈川歯科大学, 歯学部, 准教授 (50509594)
友藤 孝明 朝日大学, 歯学部, 教授 (80335629)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 終末糖化産物 / 生活習慣 / 口腔の健康状態 / 歯周病 / 食生活指導 |
研究開始時の研究の概要 |
終末糖化産物(AGE:Advanced Glycation End Products)は、蛋白質と糖が加熱されてできる物質である。不適切な食習慣は、体内におけるAGEの蓄積(糖化)を促進させ、進行すると、全身的な血液循環が悪化することが報告されている。 歯周病は、歯周病病原菌を原因とする疾患である。しかし、歯周病の進行には、歯周病病原菌だけではなく、歯周組織の免疫力が関わる。さらに、全身的な血液循環は歯周組織の免疫力の高低に影響するため、体内における糖化の促進は歯周病の進行と密接に関連すると推測される。そこで本研究では、体内における糖化の程度と歯周病との関連を明らかにすることを目的とする。
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研究実績の概要 |
終末糖化産物(AGEs:Advanced Glycation End Products)は、蛋白質と糖が加熱されて生成される物質である。不適切な生活習慣は、体内におけるAGEsの蓄積を促進させる。そして、AGEsが血管に蓄積すると、血液循環が全身的に悪化することが報告されている。しかし、AGEsの蓄積と口腔の健康状態との関連は未だ不明である。そこで本研究では、健常ボランティア130名(男性89名、女性41名)を対象に、AGEsの蓄積の有無と口腔の健康状態および生活習慣との関連を検討した。 AGEsは、AGEs蛍光度を測定する装置(AGEsセンサ)を用いて測定した。対象者をAGEsの数値が低い方からA群、B群、C群、D群、E群の5群に分類した。そして、今回の対象者のAGEsの数値が高いD群とE群に分類された者をAGEsの蓄積有りの者と定義した。口腔の健康状態は、現在歯数、歯周ポケットの深さおよびう蝕経験状態を評価した。生活習慣は、食習慣、運動習慣および睡眠状態について自己記入式質問票にて調査した。AGEsの蓄積の有無を従属変数、そして性別、年齢、4mm以上の歯周ポケットの有無、う蝕の未処置歯数、運動習慣の有無、糖質制限の有無、間食習慣の有無および睡眠状態を独立変数としたロジスティック回帰分析を行った。 今回の対象者のAGEsの分類の内訳は、A群(6名)、B群(40名)、C群(59名)、D群(23名)、E群(2名)となった。ロジスティック回帰分析の結果、AGEsの蓄積は、う蝕の未処置歯数(オッズ比=1.492)と有意な関連を認めた。4mm以上の歯周ポケットの有無とAGEsの蓄積との関連は認めなかった。
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