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1.5アンヒドロ-D-グルシトールとNASH/NALFDの検討

研究課題

研究課題/領域番号 21K10483
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関金沢医科大学

研究代表者

及川 理恵子  金沢医科大学, 医学部, 助教 (40410336)

研究分担者 岩男 悠  金沢医科大学, 医学部, 助教 (10612244)
岩井 邦充  金沢医科大学, 医学部, 教授 (40243274)
石田 良子  金沢医科大学, 医学部, 助教 (70434470)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードNAFLD / 糖負荷試験 / グルカゴン / 1,5AG / 健康診断 / NASH/NAFLD / 1.5AG
研究開始時の研究の概要

NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)およびNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)は生活習慣と関連した進行性の肝疾患であり、肝硬変への進行、肝細胞癌の合併など肝臓死を引き起こすことで注目されるようになっている。また、NASH/NAFLDは糖尿病との関連も指摘されており、今回の研究で人間ドック受診者という健常者集団(20歳~85歳男女)において、空腹時血糖・HbA1cまた、糖尿病の新しい指標として注目されている1.5アンヒドロDグルシトール観察することで同耐糖能障害の進行とNASH/NAFLDの成因を明らかにすることが目的である。

研究成果の概要

本研究では人間ドック受診者集団を対象に検討を行った結果、腹部超音波検査で脂肪肝を指摘された集団は脂肪肝を認めなかった集団と比較して、明らかな糖尿病の合併がなくても、高頻度に食後高血糖、インスリン抵抗性などのリスクを伴っているものと考えられた。グルカゴンについても脂肪肝群のほうが糖負荷後30分が高値であったため、グルカゴン代謝が低下し、耐糖能障害の悪化に寄与していると考えられる。食後高血糖の評価に1,5AGが利用できないかを検討したが有意差を認めなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本では毎年多くの人が職場や自治体でドックによる健康診断を受けており肥満や肝機能異常常を伴う脂肪肝症例が増加しているが、これは悪性疾患ではないこともあり、糖尿病や高脂血症を合併していない限り油断し放置している人が多い。しかし今回の研究では明らかな糖尿病の合併がなくても、脂肪肝があるだけで、食後高血糖などの耐糖能異常を認めることがわかり、放置することで脂肪肝から不可逆な脂肪肝炎へと進行することがわかった。そのため脂肪肝を指摘されたときは、健診の採血で血糖異常がなくても食生活の見直しや運動で耐糖能異常の改善が必要と思われる。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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