研究課題/領域番号 |
21K10953
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 東京家政大学 |
研究代表者 |
藤田 藍津子 東京家政大学, 健康科学部, 講師 (70721851)
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研究分担者 |
齋藤 正子 清泉女学院大学, 看護学部, 准教授 (30738232)
福井 郁子 帝京科学大学, 医療科学部, 講師 (50759842)
葛原 誠太 西九州大学, 看護学部, 講師 (60610631)
立石 和子 産業医科大学, 産業保健学部, 教授 (80325472)
両角 理恵 東京家政大学, 健康科学部, 期限付助教 (80829226)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 放課後等デイサービス / 看護師 / 役割 / 支援システム / 看護師支援システム / 看護支援システム / アプリケーションソフト |
研究開始時の研究の概要 |
放課後等デイサービスの看護師支援システムの開発に際し、看護師の拠点を全国に展開し、最終的には研修に参加できない看護師も活用することのできるアプリケーションソフトの開発と評価を行うことである。アプリケーションソフトによって、看護師一人ひとりが経験知で行っていた支援の質が保たれ、支援方法が明確になる。その結果、本来の放課後デイの役割である発達支援、家族支援へつながると考えられる。本研究は看護師の指標となるだけではなく、看護師の支援を必要とする学齢障害児が、放課後という地域における居場所の保障と、発達の保障をすることが豊かな人格形成につながると考える。
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研究実績の概要 |
放課後等デイサービス看護師へのインタビュー調査、質問紙調査、家族へのインタビュー調査を行った。結果、放課後等デイサービス看護師の役割は、<医療的ケア児と多様な児へのケアの実施><職場内外の連携>や<家族の対応><看護と看護以外の兼務><スタッフ指導の実施>に至るまで多岐にわたり、<医療的ケア児中心の療育>の視点をもった子どもとの関わりであった。課題には、看護師不足による負担、業務環境の整備不足、実践に対する葛藤があり、知識不足への研修開催、放課後等デイサービス内外の連携の必要性が示唆された。これらの結果により、放課後等デイサービス看護師支援システムを作成するために、放課後等デイサービス看護師、特別支援学校の看護師、大学教員でワーキンググループを作成し、支援システムについて討議を重ねた。ワーキンググループによる討議の結果、放課後等デイサービス看護師がwebで活用できる支援システムの内容は、知識の活用、拠点形成、語りのデータベース、看護師への期待(家族の声)から成るものであった。現在、webで活用できるように作成中である。また、海外視察もおこなった。アメリカにある、DDC Clinic Center for Special Needs Childrenを視察し、胎児期から青年期に至るまで様々な職種が障害のある子どもと家族のコミュニティにアプローチをしていた。本研究の支援システムの一つである、専門職が専門性発揮しながら家族へアプローチする方法について取り入れることが出来た。
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