研究課題/領域番号 |
21K11004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
岡本 紀子 滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (40624664)
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研究分担者 |
松井 宏樹 滋賀県立大学, 人間看護学部, 講師 (50822326)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 高齢者 / 肺炎予防 / セルフケア |
研究開始時の研究の概要 |
地域在住高齢者の肺炎を予防するために、日常生活で実施できる会話と呼吸によるプログラムを行い、睡眠の質、免疫機能、嚥下機能を評価し、セルフケアとしての有用性を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究は、高齢者の肺炎予防のためのセルフケアを開発することを目的に、地域在住高齢者を対象に質問紙によるセルフケアの実態の調査及び 肺炎予防のためのセルフケアとしての呼吸方法の効果を検討した。 500人を対象とした質問紙調査において、日常の予防行動として帰宅時の手洗いは86.2%、うがいは54.2%が実施していた。さらに、12人を対象に、呼吸法の効果として唾液による免疫機能の評価をした結果、腹式深呼吸を行う前後の比較では、一定時間の腹式呼吸の実施による効果の可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢に伴い嚥下機能や免疫機能が低下し、恒常性の維持が難しくなること から、高齢者は肺炎に罹患しても症状が出現しにくく重症化しやすい。そこで、日常的に行える肺炎予防のセルフケアの方法として腹式呼吸による効果を検討した。唾液によ免疫機能の評価(secretoty immunoglobulin A)では、一定時間の実施後の効果が期待された。さらに精査が必要であるが、簡便な方法による肺炎予防のためのセルフケアはあらゆる健康状態の高齢者の健康に寄与すると考えられる。
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