研究課題/領域番号 |
21K11006
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
井上 かおり 岡山県立大学, 保健福祉学部, 助教 (70771070)
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研究分担者 |
原 祥子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (90290494)
實金 栄 岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (50468295)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 高齢者 / 緩和ケア / 長期療養高齢者 / 苦痛 / 緩和ケア実践 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、長期療養高齢者に特有の苦痛および苦痛を緩和するための看護実践を明らかにし、長期療養高齢者のための緩和ケア指針を開発することである。高齢者では、苦痛の特定や予後予測に難しさがあることから緩和ケアが行き届いていない。特に長期療養高齢者では、疾患に伴う苦痛のみならず、老いや療養に伴う多様な苦痛を抱えており、長期療養高齢者に特有の苦痛に焦点化した緩和ケアの開発が必要である。本研究では、概念分析および看護師へのインタビュー調査により、長期療養高齢者に特有の苦痛および苦痛を緩和するための看護実践を明らかにし、長期療養高齢者のための緩和ケア指針の開発を行う。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、長期療養高齢者に特有の苦痛および苦痛を緩和するための看護実践を明らかにし、長期療養高齢者のための緩和ケア指針を開発することであった。まず、「長期療養高齢者の苦痛」の概念について文献検討を行い、「長期療養高齢者の苦痛」の定義属性、先行要件、帰結を明らかにした。次に、看護師にインタビュー調査を行い、長期療養高齢者の苦痛を看護師の認識から明らかにした。最後に、文献検討および質的研究を基に考案した長期療養高齢者の苦痛を緩和するための看護実践について、信頼性および妥当性の検討を行い、5因子42項目で構成される長期療養高齢者の緩和ケア指針を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
①開発した指針を用いた実践により、長期療養高齢者に安寧をもたらし、長期療養高齢者のQOLならびにエンドオブライフの質の向上に寄与できる。②日本では、制度上、医療として緩和ケアを提供することに限界があるが、本指針の活用により、緩和ケアを日常ケアに組み込むことができる。③学術的意義として、長期療養高齢者の苦痛を緩和するためケア実践に関連する要因の検討やアウトカムの検証を行うことが可能となる。
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