研究課題/領域番号 |
21K11313
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
|
研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
八木 秀介 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 特任教授 (00507650)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | サルコペニア / 心不全 / 栄養 |
研究開始時の研究の概要 |
心不全患者においては、脂肪酸代謝不全を来し、骨格筋内の脂肪濃度を増加させ、筋力低下・筋肉量減少からサルコペニアを来す。この骨格筋不全を防ぐために、非侵襲的な骨格筋における脂肪酸含有率測定方法を確立し、骨格筋脂肪化を抑制する脂肪酸を同定し、心不全患者におけるサルコペニアを防ぐ栄養療法を確立することである。
|
研究成果の概要 |
我々は、非侵襲的なMRスペクトロスコピーを用いて骨格筋における脂肪酸含有率測定方法を確立し、心不全患者におけるサルコペニアを防ぐ栄養療法を確立しようとした。骨格筋の脂肪化はMRIによるT1,T2強調画像にて高信号として検出できるが、我々は、まずMRスペクトロスコピーで脂質のピーク値により定量化することで、骨格筋の断面積よりも感度よくサルコペニアを同定できる方法を確立した。MRスペクトロスコピーを用いた解析により、不飽和脂肪酸がサルコペニアの治療標的であることが明らかとなった。これらの成果は、今後サルコペニア特に骨格筋の異化が増強している心不全患者における新たな栄養療法に寄与すると思われる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サルコペニアの治療標的として不飽和脂肪酸が治療標的の一つであることが明らかとなった。このようにMRスペクトロスコピーを用いた解析により、不飽和脂肪酸がサルコペニアの治療標的であることが明らかとなった。これらの成果は、今後サルコペニア特に骨格筋の異化が増強している心不全患者における新たな栄養療法に寄与すると思われる。
|