研究課題/領域番号 |
21K11659
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
福島 篤 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (10442716)
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研究分担者 |
長谷 都 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (20450611)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | オリゴデンドロサイト / オリゴデンドロサイト前駆細胞 / 血小板由来成長因子受容体α / 摂食調節 / 視床下部 / 視床下部内側核 / 神経回路促進因子LOTUS |
研究開始時の研究の概要 |
オリゴデンドロサイトはグリア細胞の一つであり、髄鞘を形成するが、近年は多様な機能が報告されている。申請者はこれまでに、絶食によりマウス視床下部において血小板由来成長因子受容体PDGFRαを発現するオリゴデンドロサイト前駆細胞 (NG2グリア) が増殖すること、脳室内にPDGFを連続投与することにより肥満が惹起されることを明らかにしており代謝調節にNG2グリアやPDGFが関与していると考えている。しかし、代謝調節にNG2グリアやPDGFが関わっているとの報告はこれまでになく、詳細は不明である。そこで本研究では、選択的にオリゴデンドロサイトやその前駆細胞を除去し代謝調節との関わりについて検討する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は中枢神経系内のグリア細胞の一つであるオリゴデンドロサイトの多様な機能、特に代謝調節機構を明らかにすることである。研究代表者はこれまでに、絶食により、視床下部において血小板由来成長因子 PDGFの受容体である PDGFRαを発現するオリゴデンドロサイト前駆体細胞 (NG2グリア) が増殖すること、脳室内に PDGF を連続投与することにより肥満が惹起されることを明らかにしており、代謝調節にNG2グリアや PDGF が関与していると考えている。 今年度は、昨年度同様コロナ禍の影響により遺伝子組み換え動物の導入が難しい状況が続いたため (現在は導入済み)、昨年度の結果をより発展させることに焦点を当て研究を行った。 高脂肪(45Kcal%脂肪含有量;HFF)や多価不飽和脂肪酸(オメガ-3;ω3)を含んだ飼料を給餌し、様々な給餌条件下で、マウス視床下部における軸索再生阻害因子 Nogo ・神経回路促進因子LOTUS系の観察を行うことした。 その結果、HFFおよびω3を長期間(32週間)単独給餌した群においてウエスタンブロット法によりオリゴデンドロサイトから分泌されるNogoは変化を示さなかったが、その受容体の内因性アンタゴニストLOTUSは、有意に増加することがわかった。しかし、HFFを16週間給餌し、その後ω3を16週間給餌した群 (HFF/ω3群)において、このLOTUSの増加作用は認められなかった。また、HFFおよびω3単独給餌群とHFF/ω3給餌群との体重差は認められなかったが、糖負荷試験 (GTT) による糖代謝は有意に改善した。この変化は、3週間給餌や12週間給餌では認められなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
昨年度同様、コロナ禍の影響により遺伝子組み換え動物の導入に時間がかかってしまった。
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今後の研究の推進方策 |
現在、遺伝子組み換え動物の導入を終え、産仔数を増やしており、最終年度には当初の計画通りの実験が行える。
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