研究課題/領域番号 |
21K11684
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
筧 佐織 順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任助教 (00450560)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 骨格筋 / 不活動 / 高脂肪食 / 高脂肪 / Lipin1 / インスリン感受性 |
研究開始時の研究の概要 |
高脂肪食+不活動が骨格筋の量とインスリン感受性を相加的に低下させる過程におけるLipin1が関与する分子メカニズムを、in vitro, in vivoの実験系を用いて解明することによって、高脂肪食+不活動により生じる骨格筋の障害についてLipin1への介入を介して、包括的に改善できる可能性を提示する
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研究成果の概要 |
本研究では、不活動と高脂肪食が相加的に筋量減少を引き起こすことを確認した。また、特にヒラメ筋でDNAメチル化の変化が顕著であり、これが遺伝子発現と関連していることが示唆された。さらに、不活動によるLipin1の発現量の増加にはDNAメチル化の低下が関与している可能性があった。本結果により、高脂肪食と不活動が骨格筋の量に及ぼす相加的な影響が確認された。また、これまで不活動と高脂肪食による骨格筋インスリン感受性低下に関与することが示唆されたLipin1発現量にDNAメチル化の関与が示唆され、骨格筋機能改善の新たな治療戦略の必要性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高脂肪食と不活動による相加的な骨格筋量減少におけるエピゲノムの変化の影響を検討することで、予防法、あるいはリハビリテーションなどによる機能回復にあたっての運動方法の開発などに重要な知見となる。
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