研究課題/領域番号 |
21K11707
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
|
研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
永井 俊匡 高崎健康福祉大学, 農学部, 准教授 (50451844)
|
研究分担者 |
朝倉 富子 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任研究員 (20259013)
清水 愛恵 高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 助手 (30816343)
豊田 集 高崎健康福祉大学, 農学部, 助手 (70808998)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 咀嚼 / 血圧 / 内分泌系 / 自律神経系 / トランスクリプトーム / 視床下部 / 内分泌 |
研究開始時の研究の概要 |
咀嚼による血圧制御のメカニズムとして、自律神経系と視床下部-下垂体-副腎(HPA)系によるものが考えられる。これらを検証するため、まず「①トランスクリプトーム解析による制御分子候補の絞り込み」、「②動物の行動試験による咀嚼とストレス応答の相関解析」、「③自律神経系・HPA系と咀嚼との相関の検証」による制御分子候補の解析を行う。そして「④モデル動物や遺伝子改変動物などによる仮説の証明」を行う。 最終的に、咀嚼による血圧降下作用の制御分子を同定し、その関与を動物実験で証明することを目指す。
|
研究成果の概要 |
報告者らは既に、咀嚼の血圧上昇抑制効果を発見していた。そこで咀嚼による血圧制御メカニズムの解明を目的に、3 週齢 Wistar 系雄ラット固形または粉末飼料を与えて、2週間(短期モデル)または 15 週間(長期モデル)飼育し、生理学・トランスクリプトミクス・生化学的な解析を行った。短期モデルでは自律神経系の変化を生理学およびトランスクリプトミクスの両面から発見した。また海馬についても、トランスクリプトームの変化を見出した。長期モデルでは視床下部-下垂体-副腎軸の関与を、生化学的に明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
咀嚼は非常に広範な生理作用を持つことが知られているが、その議論は現象論にとどまっており、メカニズムは十分に解明されていない。本研究は、トランスクリプトーム解析を中心にメカニズムの全体像を明らかにしようと試みた。血圧上昇抑制効果に着目して解析した結果、自律神経系と内分泌系の両面に咀嚼が影響を与えていることを明らかにした。
|