研究課題/領域番号 |
21K11813
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60040:計算機システム関連
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
橘 昌良 高知工科大学, システム工学群, 教授 (50171715)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Built-In Self Test / Analog-Mixed Signal / カタストロフィック故障 / デペンダブルコンピューティング / Analog Mixed Signal / Impulase Response / パラメータ故障 / Impulse Response / デペンダブル・コンピューティング / 高信頼化システム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、 AMS (Analog Mixed-Signal) システムのアナログ回路について、 システムの動作時でも使用可能な故障検出回路と複数の回路から故障の無い回路を選択して使用できる機構を組み合わせることで、 信頼性の高いシステムを短期間に開発する手法を提案することである。 AMS システムにおいてアナログ回路とその故障を検出する故障検出回路、および、複数の回路のうち一つを選択する回路を組み合わせ、それらを制御することにより、システムの動作状態に動作異常の検出と正常な回路への入れ替えを行うことの出来るシステムを提案し、その有効性を LSI化などにより実証することも目的としている。
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研究成果の概要 |
アナログ混載システムLSIで多用される各種回路からアナログ信号処理システムで多用されるひずみの少ないブートストラップスイッチと電位の比較において高速な応答を可能とするダイナミックコンパレータをモチーフとし、回路のインパルス応答に基づいた回路素子の開放/短絡などのカタストロフィック故障を検出できる故障検出システムの開発を行い、回路シミュレーションと実チップによる試作/測定の結果、回路素子の開放/短絡については約88%の検出が出来ることを確認した。 さらに故障検出回路では,電源電圧との差がトランジスタのしきい値電圧よりも小さい電圧の検出を可能とするコンパレータの設計とLSI化を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アナログ回路の故障検出のためのテスト方式の研究は古くから行われているが、これらの研究は特別なテストモードと大規模な即手系を使用してテストを行い、故障原因と故障箇所の特定に重点を置いた出荷時のテストを前提としたものが多い。 本研究による故障検出方式では、故障箇所、原因の特定にはこだわらず、システムの動作中に故障検出を行うことが出来るので、システム動作時のシステムの信頼性向上を図ることが出来る。
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