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大規模グラフの可読性向上のためのモーフィングエッジ描画手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K11975
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
研究機関筑波大学

研究代表者

三末 和男  筑波大学, システム情報系, 教授 (50375424)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード情報可視化 / グラフ描画 / モーフィングエッジ描画 / スケジューリング / 部分エッジ描画
研究開始時の研究の概要

連結図によるグラフ描画はネットワークの可視化手法として広く利用されているが、大規模グラフを対象とするとしばしば視覚的乱雑(ヘアボール状態)を引き起す。本研究では、このような問題へのモーフィングエッジ描画(MED)と名付けられた手法による解決に挑戦する。MEDは部分エッジ描画のアニメーションによる拡張で、各エッジが、部分的に省略された部分描画と完全描画の間をモーフィングにより繰り返し変化する。モーフィングの形態、モーフィングのスケジューリング、モーフィングの速度から構成されるMEDの設計空間を明らかにするとともに、被験者実験を通じてグラフの可読性を高めるための設計上のガイドラインを構築する。

研究成果の概要

モーフィングエッジ描画(MED)は部分エッジ描画(PED)のアニメーションによる拡張で、各エッジが、部分的に省略された部分描画と完全描画の間をモーフィングにより繰り返し変化する。モーフィングの形態のバリエーションを検討するために、まず静止画であるPEDに関して多くのバリエーションを検討した。また、MEDでは周期的にモーフィングが行われるが、読み取り速度を向上させるためには周期の短縮が重要と考えた。そこで、スケジューリングアルゴリズムの3種類のバリエーションを完成させた。これらの手法の有効性を検証するためには、我々はさらに実験を行う必要がある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

グラフ描画におけるアニメーションの利用はこれまでにも提案されているが、主にエッジの向きや流量などを表す目的で利用されていた。視覚的乱雑を低減させ可読性を向上させるという目的でのアニメーション(表現空間の時間軸)の利用は未開拓であり、そのような手法を開発し発展させることには学術的意義がある。モーフィングエッジ描画は、表現空間をXY平面+時間(短時間の繰り返し)とすることで新しいグラフ描画問題あるいは情報可視化の課題を提起するものである。可視化のための新しい設計空間を示すことにより、理論家と実践家の両方を巻き込む新しいグラフ描画研究だけでなく、可視化手法の新たな枠組の提供にもつながる。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Improved Scheduling of Morphing Edge Drawing2023

    • 著者名/発表者名
      Kazuo Misue
    • 雑誌名

      Graph Drawing and Network Visualization. GD 2022. LNCS

      巻: 13764 ページ: 336-349

    • DOI

      10.1007/978-3-031-22203-0_24

    • ISBN
      9783031222023, 9783031222030
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Improved Scheduling of Morphing Edge Drawing2022

    • 著者名/発表者名
      Kazuo Misue
    • 雑誌名

      arXiv

      巻: - ページ: 1-14

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] グラフの部分エッジ描画における読み取りを補助する表現の研究2022

    • 著者名/発表者名
      藤沼 美波,三末 和男
    • 学会等名
      情報処理学会 第200回ヒューマンコンピュータインタラクション研究会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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