研究課題/領域番号 |
21K12086
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
為末 隆弘 山口大学, 情報基盤センター, 教授 (00390451)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 自覚的耳鳴 / オノマトペ / 再現 / データベース / プラットフォーム |
研究開始時の研究の概要 |
耳鳴の自覚的な表現であるオノマトペから耳鳴をどの程度再現できるか,再現するためには言語表現等の感性情報をどのように用いることができるか,患者が耳鳴を再現するためのインタラクティブな音合成システムの具備すべき条件等を明らかにすることを目的としている。合成音のデータベース化についても検討する予定であり,自分自身の耳鳴と聞き比べて再現のために利用できる耳鳴プラットフォームへの応用を目指している。
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研究成果の概要 |
本人にしか聞こえない耳鳴は、他者がその症状を正確に把握することが困難であり、個人差も大きいことが知られている。本研究は、自覚的な耳鳴を再現するためのインタラクティブな音合成システムの構築を目的とし、耳鳴を模擬・再現した合成音をデータベース化して誰でも利用できる耳鳴プラットフォームの展開を試みようとするものである。耳鳴を表現する手段のひとつであるオノマトペの音韻的・音響的特徴等から、どのような特徴をどのような方法でコントロールできるか、オノマトペや言語表現などの感性情報をどのように用いることができるか等、耳鳴を再現するためのインタラクティブな音合成システムについて検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、耳鳴とオノマトペの関連性を捉えるための言語表現とそのレベルの候補を洗い出した。耳鳴を模擬した音響刺激を用いて、周波数、周波数帯域、減衰時間、周波数揺らぎ等を変化させて耳鳴を再現したとき、どのようなオノマトペに相当するか明らかにした。音響的特徴をパラメータとしてコントロールすることで、オノマトペに基づいて耳鳴を再現するためのWebアプリケーションおよび耳鳴プラットフォームを試作した。
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