研究課題/領域番号 |
21K12564
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 公立はこだて未来大学 |
研究代表者 |
姜 南圭 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (70452985)
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研究分担者 |
Johnson Andrew 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (90551937)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 共創プロセス / 遠隔と対面の融合 / デザイン支援 / 遠隔共創プロセス / 対面共創プロセス / ハイブリッド式共創プロセス / 共創プロセス支援ツール / 評価グリッド手法 / 遠隔 / 共在感覚 / 共感 / 遠隔支援 / 異文化 |
研究開始時の研究の概要 |
グローバル化が進む現代では,不確実性の増大による激しい変化に対応できる柔軟性,幅広い知識や経験が求められ,多様な知識や経験を持つ他者との共感を基に問題を解決する共創プロセスが必要である.しかし現在,新型コロナウィルスの影響を強く受け,その実施がとても厳しい状況である.そこで本研究では,豊かな内的要因を持つ他者との共創プロセスにおいて活用される共創型対話が,対面と非対面でどのように異なるかの特徴を比較・分析する.またその結果を基に,多様な内的要因を持つ他者と共創型対話を用いて新たなアイディアを作り出すための,遠隔での共創プロセスを支援するツール及び仕組みの提案を試みる.
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研究成果の概要 |
本研究では,対面と遠隔の共創プロセスの融合により,あらゆる環境下において効率的かつ豊かな共創プロセスを持続的に,そして実用的に実施できるように支援することが目的である.そのため,4回における遠隔及び対面での共創プロセスを実施し,各共創プロセスの特徴を分析した.その結果を基に共創プロセスを支援するアプリケーション「NOKOSU」の提案と,遠隔と対面を融合した共創プロセスの仕組みを,ダブルダイヤモンド設計モデルを基に提案し,その有効性を検証した.その結果,問題発見のプロセスには「遠隔」が,アイデア発想のプロセスには「対面」がより有効である結果を導き出し,「NOKOSU」の有効性も示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
正解のない問いは多様な内的要因の他者との共創による柔軟な対応力や幅広い知識, 経験を活かした高度な思考力が求められるが,COVID-19でその多くが制限されていた.本研究からは,遠隔の共創プロセスの有効性も明らかにし,共創プロセスを支援するアプリケーション「NOKOSU」の提案と,今後の社会において求められる有効な「遠隔と対面の融合」の共創プロセスの提案ができ,あらゆる環境下において効率的かつ豊かな共創プロセスをより持続的,かつ実用的に実施できるようになった.その成果は,学術的な意義のみならず,多くの分野でより有効な共創プロセスの実施するための知見が得られ,社会への貢献も大きいと評価される.
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