研究課題/領域番号 |
21K12753
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90140:医療技術評価学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
山本 郁夫 長崎大学, 海洋未来イノベーション機構, 教授 (10392953)
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研究分担者 |
盛永 明啓 長崎大学, 工学研究科, 助教 (20781008)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | PCR検査 / 検体前処理自動化システム / 柔軟把持デバイス / ロボットハンド / 磁性シート |
研究開始時の研究の概要 |
現在、コロナウイルスPCR検査において、唾液等の検査検体からコロナ感染の陽性、陰性の判別を大量に短時間で行わなければならない状況にある。PCR検査において作業効率、安全性、標準化の観点から工程自動化が必須となっている検体前処理工程を行うため、検体容器の形状に合わせて柔軟把持できるロボットハンドを開発し、PCR検査前処理自動化装置に組み込んで自動化実験検証を行う。これにより病院から搬送される様々な形状の検体回収容器を検査装置に自動でセットアップできるシステムが確立でき、PCR検査の完全自動化が実現する。
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研究成果の概要 |
従来人手によるPCR検査を自動化するためには様々な形状の検体回収容器を安定して把持しセットアップ等の作業ができるロボットハンドが必要であると考え、柔軟把持デバイスの開発に至った。 併せて、検体容器の仕様およびPCR検体前処理自動化装置試験機の検討を行った結果、様々な形状の検体回収容器を検査装置に自動でセットアップできるシステムが確立でき、PCR検査の完全自動化が実現した。 また、CAD図面から3Dプリンタにてハンドデバイスを製作できる仕組みを構築し、短時間での大量生産が可能となった。さらに容器形状や材質についても特許収得と容器リユースのための新たな技術の産業財産権の出願を行うことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、PCR検査でボトルネックとなっている検体前処理工程において、検体容器の形状に合わせて柔軟把持できるロボットハンドを開発し、PCR検査前処理自動化装置に組み込んで自動化実験検証を行う。これにより病院から搬送される様々な形状の検体回収容器を検査装置に自動でセットアップできるシステムが確立でき、PCR検査の完全自動化が実現する。また、柔軟把持を有するハンドデバイスは新しい医療機器となる可能性が広がる。
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