研究課題/領域番号 |
21K14113
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分20010:機械力学およびメカトロニクス関連
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研究機関 | 独立行政法人交通安全環境研究所 |
研究代表者 |
一柳 洋輔 独立行政法人交通安全環境研究所, その他部局等, 研究員 (60887529)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 鉄道 / 軌道変位 / 車体振動 / 軌間拡大 / 車両運動シミュレーション / 車両運動解析 / 車体振動加速度 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では鉄道車両の運動シミュレーションを多条件で実施し、鉄道軌道の軌間変位(左右のレールの間隔)を含む軌道のゆがみ(軌道変位)と、車上で計測が可能な車体振動加速度等の関係を分析し整理する。シミュレーションによる分析結果をもとに、営業運転中の車両内で実測する車体振動加速度等を入力として軌間変位が大きい可能性がある地点を推定するシステムを構築する。
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研究成果の概要 |
鉄道車両の運動シミュレーション、営業車両で測定した車体の動揺、軌道の検測データをもとに、軌間変位(左右のレールの間隔のずれ)を含む軌道のゆがみ(軌道変位)と車体振動加速度等の関係を整理した。整理した関係にもとづき、営業運転中の車両内で比較的容易に測定可能な車体の振動加速度をもとに軌間変位が拡大している可能性のある曲線部を路線内から効率的に抽出する手法を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鉄道の軌間変位と車体動揺との関係は複雑であるが、両者の関係について車両運動シミュレーションや実測データを用いて多くの事例を収集したことで、車体動揺メカニズム解明のための有用な知見を得た。 営業車両で低コストかつ高頻度に車体動揺を把握すれば、本研究課題の提案手法によって日々の営業列車による計測から軌間変位が拡大している可能性のある箇所を効率的に特定でき、鉄道の走行安全性の維持に寄与できる。
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