研究課題/領域番号 |
21K14754
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
|
研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
西原 達哉 青山学院大学, 理工学部, 助教 (00773201)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | 代謝物 / DNAバーコード / 代謝物解析 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、生体内で産生される代謝物は疾病と関連する診断マーカーとして機能することから医学研究分野を中心に注目されている。従来の代謝物解析法は、主に液体クロマトグラフィー質量分析計 (LC-MS) などが用いられているが、質量分析計の原理上、統一的な定量値の評価が難しいという課題を抱えている。以上を踏まえ、本研究では、代謝物の構造情報をDNAの配列情報に置き換えうるシステムを新たに設計することを目指した。定量PCRや次世代シーケンサーにより、置き換えたDNAを統一的に、かつ超高感度に定量し、新たな代謝物解析手法を確立する。
|
研究成果の概要 |
近年、生体内で産生される代謝物は、疾病と関連する診断マーカーとして機能することから、医学研究分野を中心に注目されている。本研究では、標的代謝物情報をDNAの配列情報へ置換する方法論の構築を試みた。実際に、レドックスの維持に寄与するグルタチオン、および、がん代謝において重要な役割を果たすグルコース、乳酸へ適用し、代謝物情報をDNAの配列情報へ置き換え可能であることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、従来の質量分析計によるメタボローム解析の課題解決に向け、代謝物情報をDNAの配列情報へ置換する方法論の構築を進めた。実際に、レドックスの維持に寄与するグルタチオン、および、がん代謝において重要な役割を果たすグルコース、乳酸へ適用し、代謝物情報をDNAの配列情報へ置き換え可能であることを初めて明らかにした。これにより、mRNAとの同時解析も可能であった。そのため、従来の代謝物解析の課題克服に繋がる重要な成果であると言える。
|