研究課題/領域番号 |
21K15003
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
全 孝静 筑波大学, 医学医療系, 助教 (20837091)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 造血幹細胞 / 経胎盤移植 / 血液キメラ / 異種間キメラ / 経胎盤移植法 |
研究開始時の研究の概要 |
ヒトを含む異種の血液細胞を有する異種間血液キメラマウスは、免疫不全マウスに異種由来の造血幹細胞を移植することにより作製されるが、高キメリズムが長期間維持される個体を得ることが困難とされている。本研究では、異種間血液キメラマウスの作製法の確立を目的とする。具体的にはレシピエントとして造血幹細胞を欠損するマウスの胎仔を使用する。さらに、胎仔を対象に骨髄破壊的処置を行わない移植実験を実施することで、個体発生過程における造血幹細胞の生着を実験的に検証する。
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研究成果の概要 |
本研究では、異種由来造血幹細胞を用いた異種間造血幹細胞キメラマウスの作製を目的とし、研究を行った。 方法として、経胎盤造血幹細胞移植用いることで、移植後の胎仔生存率に影響が少ない方法を確立することができた。レシピエントとして造血欠損マウスRunx1 cKO::Tie-2-creを用いた。同種および異種造血幹細胞を経胎盤移植を行った結果、移植前処置を行うことなく、ド ナー由来の造血幹細胞が高い割合で生着することが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、従来の造血幹細胞移植研究で問題となっている骨髄破壊的前処置を必要とせず、ドナー細胞の生着率を高めることができる新しい造血幹細胞移植法として学術的に重要である。さらに、新たな実験動物モデルの作成につながる可能性があるため社会的意義が大きいと考えられる。
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