研究課題/領域番号 |
21K15207
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分46030:神経機能学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
横山 達士 京都大学, 生命科学研究科, 研究員 (30892260)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 線条体 / カルシウム / cAMP / イメージング / 随意運動 / ドパミン |
研究開始時の研究の概要 |
随意運動の実行には、線条体の有棘投射神経細胞の活動が必要であり、その異常は、パーキンソン病などの精神神経疾患における運動症状の原因と考えられている。線条体の神経活動は、他の脳領域からの入力により、即時的・協調的に制御されると考えられている。しかし、この入力のダイナミクスは、詳細にはわかっていない。本研究では、先端的なイメージング技術を用いて、線条体への入力のダイナミクスを可視化することで、線条体の神経活動がどのように制御されているかを解明する。
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研究成果の概要 |
随意運動の実行には、線条体の神経活動が必要である。本研究では、高感度の赤色カルシウムセンサー「RCaMP3」と緑色cAMPセンサー「cAMPinG1」を開発し、運動中のマウスの線条体におけるカルシウムとcAMPのダイナミクスをin vivoで可視化した。この研究結果は、線条体の細胞内シグナル制御を解明するための技術に貢献すると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、線条体におけるカルシウムとcAMPのダイナミクスを可視化することができた。この研究成果により、線条体への入力と線条体の神経活動や細胞内シグナル伝達との関係を解明するための、蛍光イメージング技術基盤の開発に成功したと考えられる。
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