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初期T前駆細胞に由来する胸腺内樹状細胞が果たす役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K15461
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49070:免疫学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

大塚 亮  北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 客員研究員 (50853165)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードT細胞分化 / 胸腺 / 樹状細胞 / T前駆細胞 / 初期T前駆細胞 / 免疫寛容 / 抗原提示細胞
研究開始時の研究の概要

胸腺は、抗原提示細胞によるT細胞の選択を介して、個体免疫寛容の確立に重要な役割を担っている。胸腺内に存在しT細胞の元となる初期T前駆細胞は、T細胞のみならず樹状細胞などの抗原提示細胞を生成する能力があることが知られている。一方で、このような抗原提示細胞が胸腺内で担っている役割については不明である。本研究では、初期T前駆細胞が生成する抗原提示細胞が、特徴的な遺伝子・分子発現を有し、特定のT細胞の選択を介して免疫寛容に寄与しているかを明らかにする。これまで注目されてこなかった細胞の生理的な重要性を見出し、胸腺の機能理解を更に深めることを目的とする。

研究成果の概要

胸腺は、抗原提示細胞によるT細胞の選択を介して、個体免疫寛容の確立に重要な役割を担っている。胸腺内に存在しT細胞の元となる初期T前駆細胞は、T細胞のみならず樹状細胞などの抗原提示細胞を生成する能力があることが知られている。一方で、このような抗原提示細胞が胸腺内で担っている役割については不明である。
本研究ではこのような初期T前駆細胞について独自の実験手法を確立し、樹状細胞等の抗原提示細胞の生成を介してT細胞の負の選択に寄与すること、また個体の免疫寛容の成立に寄与することを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでの研究では、「初期T前駆細胞は骨髄系細胞を作製しうるか」、「どのような環境でそれが起きるか」という命題に重点が置かれてきた。本研究は、初期T前駆細胞から分化した細胞が「T細胞の選択に寄与しているのか」、「T細胞の選択において特徴的な機能を有しているか」という疑問の解明が目的であり、先行研究から得られてきた知見に基づいて、実際の生体胸腺内での機能とその重要性を見出した。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Early T cell progenitor-derived antigen-presenting cells contribute to T cell repertoire selection in the thymus2021

    • 著者名/発表者名
      Haruka Wada, Ryo Otsuka, Ken-ichiro Seino
    • 学会等名
      第50回日本免疫学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-01-30  

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