研究課題/領域番号 |
21K15468
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49070:免疫学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
平井 敏郎 大阪大学, 微生物病研究所, 特任講師(常勤) (00895815)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | T細胞 / 皮膚 / 組織局在型T細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
組織局在型記憶T細胞(Trm)は、抹消組織に局在する記憶T細胞であり、その高い感染防御能からワクチン開発等で注目されている。申請者はこれまでに、独自の皮膚Trmモデルを 用いて、Trmが組織内で維持される数に上限があることを示し、新規免疫誘導が、過去の免疫記憶を失わせてしまう可能性を明らかとした。本申請研究では、このT細胞間のニッチ競合の機序を、T細胞間の直接相互作用の観点から明らかとしたい。 本申請研究を通じて、T細胞間の競合を制御することができれば、安全で有効なワクチン開発を促進するほか、Trmの関わるがんや自己免疫疾患等の治療に新たな切り口を提供することにもつながると考えられる。
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研究成果の概要 |
組織局在型記憶T細胞(Trm)は、末梢組織に局在する記憶T細胞である。これまでに、Trmが組織内で維持される数に上限があること、さらに、新規免疫誘導が、過去の免疫記憶を失わせてしまう可能性が明らかとなっている。本研究では、このT細胞間のニッチ競合の機序解明を最終目標に、競合に強いTrmが高率に発現している分子に着目し、その分子の意義について、Trmの定常時、並びに特異的抗原による再刺激後の増殖反応時に評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Trmは、高い感染防御能を示すとともに、アレルギーや自己免疫疾患では病原性を示す。Trm同士の維持ニッチをめぐる競合機序に関する知見は、Trmの誘導や維持に関する機序を理解することにつながる。そのため、Trmをより効率よく誘導するワクチンの開発や、Trmが重要な病原性因子となるアレルギーや自己免疫疾患の新規治療法の開発等に役立つと考えられる。
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