研究課題/領域番号 |
21K15735
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
稲村 圭亮 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (30570527)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | IADL / MCI / 認知症ケア / ADL / 手段的ADL / 軽度認知障害 / BPSD / 不安症 / アルツハイマー病 / 認知機能 |
研究開始時の研究の概要 |
アルツハイマー病では、病初期である軽度認知障害(MCI)の時点から日常生活技能(ADL)の障害が認められる。これは患者のQOLを低下させ、介護負担へ与える影響も大きく、早期介入を要する重要な臨床症候学的所見である。しかし、MCI患者におけるADLの障害は主に後者のIADL障害であるが、それらは顕在化しにくく、適切な評価が困難である。本研究は、①MCI患者におけるIADL障害を早期から適切に抽出し、②その背景としての心理・社会・生物学的基盤を解析し、③さらにそれが認知機能やQOLなどの予後予測因子として有用であるかを明らかにすることを目的とする。
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研究実績の概要 |
認知症ケアの場面においては、IADL障害は各個人により様々であることを念頭において、それらを細分化することで、そのサポートが適切化されることを強調すべく、解析を行っている。 また、MCI患者においては、特にどの認知機能およびIADLが低下しているによって出現するNeuropyschiatric Symptomsが異なってくることを一般線形モデルを用いた統計解析により行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
認知症患者におけるIADL障害がNeuropsychiatric Symptomsと関連していることを共著にて「Pathogenesis and Personalized Interventions for Pharmacological Treatment-Resistant Neuropsychiatric Symptoms in Alzheimer's Disease」という題名で共著者として発表したが、依然として不明な点が多く、横断のみならず縦断研究を要するため。
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今後の研究の推進方策 |
現状で発表した論文はいずれも横断研究であり、縦断研究にも着手したい。
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