研究課題/領域番号 |
21K15791
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
椎葉 拓郎 藤田医科大学, 医療科学部, 准教授 (30759501)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | パーキンソン病 / Radiomics / SPECT / MRI / 予後予測 / radiomics |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題では、パーキンソン病の生態機能イメージング手法であるドパミントランスポータSPECTと形態・機能イメージング手法であるMRI画像から得られる画像特徴量を用いて予後予測モデルを構築し、パーキンソン病患者の運動機能と非運動(認知)機能の将来を予測するシステムを開発する。 この研究成果は、患者個々の適切な治療法の提案や治療効果予測、介護環境を構築するための支援ツールとしてだけでなく、医師の診察の経験や技術を補うことが可能となり、医療の質の向上に貢献することが期待できる。
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研究成果の概要 |
パーキンソン病(PD)は、日本で増加傾向にあり、運動症状と非運動症状の両方で患者の生活の質に影響を及ぼす。本研究の目的は、ドパミントランスポータ(DAT)-SPECTとMRI画像特徴量を用いたPD患者の運動機能・認知機能予後予測システムの開発である。頭部MRIからのradiomics特徴量を用いた運動症状の進行予測やDAT-SPECT画像からの特徴量と認知機能の関連性を評価した。結果として、MRIと核医学画像から得られる特徴量を用いた包括的な予測可能性が示されたが、信頼性向上のためさらなる研究が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、ドパミントランスポータSPECTおよびMRIから得られる画像特徴量を用いることで、パーキンソン病(PD)の運動機能および認知機能の予後を予測できる点にある。これにより、PDの進行を理解し、適切な治療法を開発するための新たな知見が得られる。社会的意義としては、予後予測の精度向上により、患者一人ひとりに最適化された治療計画の策定が可能となり、患者の生活の質の向上や医療資源の効率的な配分に寄与することが期待される。さらに、信頼性の高いバイオマーカーの確立は、将来的な新薬開発や治療法の評価において重要な役割を果たす。
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