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心臓への圧負荷に対するジペプチジルペプチダーゼIIIの作用機序

研究課題

研究課題/領域番号 21K16086
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関東京理科大学 (2022)
滋賀医科大学 (2021)

研究代表者

米野 雅大  東京理科大学, 薬学部薬学科, 助教 (40866307)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワードジペプチジルペプチダーゼ / 心臓 / アミノペプチダーゼ / ノックアウトマウス / ペプチダーゼ / 圧ストレス / 酸化ストレス
研究開始時の研究の概要

申請者らはこれまでの研究で、高血圧モデルや糖尿病モデルマウスにおいてジペプチジルペプチダーゼIII (DPPIII)を投与すると、心筋障害を抑制できることとその分子メカニズムを明らかにした。DPPIIIは細胞質に局在する内在性ペプチダーゼであるが、恒常性維持や病態に対するその存在意義はほとんど明らかにされていない。本研究ではDPPIIIノックアウトマウスを用いて、心臓(心筋組織)におけるDPPIIIの存在・非存在下での圧・酸化ストレスに対する防御機構の差異と心機能に対する影響を解析する。

研究成果の概要

DPPIIIノックアウトマウス(DPPIII KO マウス)を用いて心圧負荷モデルマウス(Transverse aortic constriction: TAC)マウスを作成し、DPPIIIの有無による心機能や圧負荷に対する影響を検討した。DPPIII KO マウスにTACを行ない、12週間心臓超音波検査により循環動態を追跡した。TAC6週以後において野生型よりEFやFSが有意に低下していた。さら後壁、中隔壁、前壁厚で野生型と比較して有意な肥厚が確認された。摘出心臓を用いたピクロシリウスレッド染色により心臓繊維化の評価を行ったところ、DPPIII KO マウスでは顕著な繊維化が確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

DPPIII は、ジペプチジルペプチダーゼファミリーに属するペプチダーゼであり、DPPIIIは生体内で様々な細胞の細胞質に発現している。本研究の目的は、主としてDPPIIIノックアウトマウスを用いて、心臓への圧負荷状態における心筋DPPIIIの作用機構を明らかにすることである。本研究で心臓機能低下の主因である心圧負荷状態における心筋細胞でのDPPIII の作用機構を分子レベルで明らかにすることができれば、心不全に対する新規治療戦略開発へのアプローチとなるなどの創造性や波及効果が期待できる。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-01-30  

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