研究課題/領域番号 |
21K16319
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター(臨床研究センター) (2022-2023) 大阪大学 (2021) |
研究代表者 |
奥野 英雄 地方独立行政法人大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター(臨床研究センター), 臨床研究センター, 医長 (60768878)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 非結核性抗酸菌 / 迅速診断検査 / 薬剤耐性 / 抗酸菌感染症 |
研究開始時の研究の概要 |
結核は、衛生状況が大きく改善した現在でも、公衆衛生上の脅威である。特に、大阪市は新規結核発症者数が依然として多く、罹患率は人口10万人当たり29.3人と結核中蔓延国の基準(10万人あたり20.0人以上)に該当する。そのため、抗酸菌感染症が疑われた際には、喀痰検体から結核か非結核性抗酸菌かの鑑別、さらには薬剤耐性の有無が迅速にできる検査系の開発が求められる。 本研究では、全く新しい微生物検出系であるナノポア技術及びAI識別を、抗酸菌の識別に適応し、臨床検体を用いて、結核か非結核性抗酸菌感染症か、あるいはその薬剤耐性に関しても迅速に診断可能な検査手法を開発する。
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研究成果の概要 |
ナノポア技術は、直径3μmの貫通孔を微生物が通過する際の電流-時間波形を計測し、AI識別を組み合わせることで、病原体を同定する新規の病原体検出技術である。それらの技術を抗酸菌の識別に適応し、迅速な抗酸菌診断が可能となる検査系の開発を目的とした。まず、貫通孔を通過する様子を直接顕微鏡下に観察する実験系を確立し、菌体が実際に貫通孔を通過する様子を視覚的にとらえることに成功した。培養条件を変え、通常の培養時間(約1週間~)よりも短期間でナノポア計測には十分な菌量が得られ、cluster形成を改善できた。安定的にcluster形成を阻害できるような培養条件の設定が課題になる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
直径3μmの貫通孔を微生物が通過する際の電流-時間波形を計測し、病原体を同定する新規の病原体検出技術である、ナノポア技術を抗酸菌の識別に応用し、迅速な抗酸菌診断が可能となる検査系の開発を目的とした。貫通孔を通過する様子を直接顕微鏡下に観察する実験系を確立し、菌体が実際に貫通孔を通過する様子を視覚的にとらえることに成功し、培養条件を変え、通常の培養時間(約1週間~)よりも短期間でナノポア計測には十分な菌量が得られ、cluster形成を改善できた。今後の検討で、より迅速な抗酸菌の同定が可能となることが期待できる。
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