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摂食時間制限が糖脂質代謝を改善する分子メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K16350
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

辻本 和峰  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (20801525)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードエネルギー代謝 / 時間栄養学 / エピジェネティクス / 遺伝子 / 発現制御
研究開始時の研究の概要

1日の中で一定の絶食時間を設けることで、総エネルギー摂取量が同等であっても、肥満や糖・脂質代謝が改善することが知られているが、その詳細な分子メカニズムは不明である。本研究では、摂食時間制限によってもたらされる糖・脂質代謝改善のメカニズムについて、長寿遺伝子SIRT1を介したエピジェネティクスの観点から解明することを目指す。

研究成果の概要

脂肪細胞におけるSIRT1は摂食時間制限による褐色脂肪組織の熱産生機能向上に寄与していることが明らかになった。さらにSIRT1は摂食時間制限によって誘導される脂質代謝ターンオーバー、ミトコンドリア機能の亢進に寄与している可能性が示唆された。そのメカニズムとして、摂食時間制限によってNAD(nicotinamide adenine dinucleotide)のサルベージ経路が活性化し、Sirt1を介した時計遺伝子発現の振幅上昇が生じたと推測された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

褐色脂肪組織におけるSIRT1が、摂食時間制限による熱産生機能向上を誘導することを明らかにし、エネルギー摂取量に依存しない肥満改善の新たなメカニズムを見出した。さらに摂食時間制限によって脂肪細胞のSIRT1が誘導される機構や時計遺伝子との関連を明らかにした。
本研究成果は摂食時間制限が肥満や糖脂質代謝をどのように改善しているのかその分子学的理解に貢献するだけでなく、時間栄養学を活用した生活習慣病に対する新たな治療戦略の基盤となることが期待される。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 時間制限摂餌は脂肪細胞のSIRT1を介してマウス褐色脂肪組織の機能向上に寄与する2023

    • 著者名/発表者名
      青木 惇
    • 学会等名
      第96回日本内分泌学会総会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] エネルギー摂取の時間制限は脂肪細胞SIRT1を介して脂肪組織の機能改善に寄与する2022

    • 著者名/発表者名
      辻本 和峰
    • 学会等名
      第65回日本糖尿病学会年次学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-01-30  

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