研究課題/領域番号 |
21K16405
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 (2022) 慶應義塾大学 (2021) |
研究代表者 |
大槻 雄士 藤田医科大学, 医科学研究センター, 研究員 (10875412)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | がん / ユビキチン / ユビキチン化 / 酸化ストレス / フェロトーシス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、このフェロトーシスを利用した治療の抗腫瘍効果をさらに高めるために、脱ユビキチン化酵素関連遺伝子の発現が上昇する詳細な分子機構の解明を通じ、その意義を明らかにし、癌治療応用への基盤を固める。 具体的には、新規治療の開発と本治療に対するバイオマーカーの特定を目指す。多くの治療 抵抗性腫瘍においてxCTとALDHの発現が認められること、一部のユビキチン選択プロテアーゼは癌の悪性化との関連がよく知られていることから、本研究の成果は様々な癌種に普遍的に応用できる可能性が高い。
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研究成果の概要 |
本研究では、多くの治療抵抗性腫瘍において抗酸化システムの関与が認められること、一部のユビキチン選択的プロテアーゼ(USP)は癌の悪性化との関連がよく知られていることから、本研究の成果は様々ながん種に普遍的に応用できる可能性が高く、研究意義は非常に高いと考えられた。 本開発期間内では、DUB阻害剤やDUB関連蛋白のユビキチン選択的プロテアーゼ(USP)の抑制により、がん細胞内のアルデヒド代謝がコントロールされる可能性があること、アルデヒド代謝とDUBの両方に関連する可能性がある遺伝子Xが存在しうることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本開発により、酸化ストレスとがんの治療抵抗性に関わるメカニズムの解明が進むことで、新規のがん治療の創出や現行治療の対象患者の選定方法、および現行治療効果の予後改善につながる研究が創出されることが期待される。これにより、より安全で効果の高いがん治療の創出につながることが予想され、がん患者へより良い治療が届けられるようになると考えられる。
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