研究課題/領域番号 |
21K16457
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
伊藤 誉 自治医科大学, 医学部, 助教 (60625573)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | インフラマソーム / 炎症 / サイトカイン / 細胞死 / 消化器疾患 / 腸管虚血 / パイロトーシス / 腸管虚血再灌流障害 / カスパーゼ11 / 虚血再灌流障害 / 続発性肺障害 |
研究開始時の研究の概要 |
独自に確立した信頼性・再現性の高い新規マウス腸管IR障害モデルを用いて、腸管IRにおけるCasp11及びGSDMDを介したPyroptosisの役割を検証し、その炎症・組織障害の分子機序をによる解明することを目指す。
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研究成果の概要 |
腸管虚血再灌流(I/R)障害は、腸管自体の障害のみならず、全身性の炎症や多臓器不全を惹起する重篤な疾患であるが、その分子機構は未だ不明な点が多い。本研究では、腸管I/R障害におけるCasp11およびPyroptosisの実行因子であるGSDMD/GSDMEの役割を解明することを目的に研究を行い、Casp11変異マウスでは腸管I/R後の生存率が著明に延長することや腸管においてGSDMD/GSDMEが強く発現することを明らかにした。特に、小腸においてGSDMDの活性化が検出され、定常状態においても腸管ではGSDMDの活性化が起こっていることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、腸管I/R障害においてCasp11およびGSDMD/GSDMEを介したPyroptosisが重要な役割を果たしていることが示された。今後の研究の発展により、腸管I/R障害の新たな分子機序の解明や新規治療法の手がかりが得られることが期待される。
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