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臓器・組織特異的グリコカリックス構成因子の局在とその特徴の解析

研究課題

研究課題/領域番号 21K16586
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関岐阜大学

研究代表者

館 正仁  岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (70646504)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードglycocalyx / グリコカリックス / レクチン / 電子顕微鏡 / 血管内皮細胞
研究開始時の研究の概要

我々の研究グループは、電子顕微鏡を用いた血管内皮グリコカリックスの超微細構造の3次元形態解析で、肺、脳など各臓器によって毛細血管の血管内皮グリコカリックスは厚さが異なること、さらには、臓器間で血管内皮グリコカリックスの構成に違いがあることを見いだしてきた。「臓器とその疾患に適したレクチンを使うことで、真のグリコカリックスの定量的かつ簡易な可視化が可能になるのでは?」と考え、染色法の改良や電子顕微鏡を用いた各臓器・各組織によって違うグリコカリックスの特徴を明らかにする。

研究成果の概要

ConA, DBA, PNA, RCA1, SBA, UEA1, WGAの7種類のレクチンを用いた染色を脳、肺、腎、心、肝、小腸、大腸組織で行った。臓器毎、組織毎(腎なら、尿細管と糸球体など)にその結果をみると、染色濃度は低いが特異性の高い臓器や染色されるが、いろんな細胞に染まり、非特異性が高い臓器など、複雑さが明らかとなった。DBAレクチン結合は、N-アセチルグルコサミンに結合性があることから、ヒアルロン酸は脳血管に非常に特異的あることがわかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

医療への応用を考え、将来、ヒト組織や非侵襲的画像検査によって、簡易にグリコカリックスを可視化することにつながるためには、より簡易で、臓器ごとの毛細血管におけるグリコカリックスを適した結合レクチンを用いて、観察する。今あるレクチン染色を最適化、最大化し、将来、ヒト組織や非侵襲的画像検査によって、簡易にグリコカリックスを可視化することにつなげたい。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-01-30  

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