研究課題/領域番号 |
21K16844
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
高木 太郎 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (20601024)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 加齢性難聴 / 虚血性内耳障害 / 虚血性疾患 / 認知症 / 慢性内耳虚血 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、加齢性難聴の新しい動物モデルとして、「慢性内耳虚血モデル」動物を 作製し、その病態を解明し、新たな予防医療や治療の開発に寄与することを目的とする。疫学調査からは、心血管系疾患、脳血管障害といった虚血性疾患と加齢性難聴との関連が示唆されており、内耳血流障害も加齢性難聴の一因と考えられている。しかし、慢性内耳虚血の病態に適したモデル動物はこれまでになかった。我々がこれまで確立してきた一過性内耳虚血モデルを応用することで、新たな加齢性難聴のモデル動物が確立できるとともに、その病態を解明することで、加齢性難聴に対する新たな予防法や治療法につながる可能性がある。
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研究成果の概要 |
加齢性難聴と虚血性疾患の関連性についてはこれまで様々な報告がされているが、その病態については十分に解明されていない。今回われわれは、スナネズミの頸部椎骨動脈にアメロイドコンストリクターを留置することで慢性内耳虚血モデルを作成し、その病態を解明することを目的とした。 しかし、使用予定だったモデル動物が、現在入手困難になっている(購入していた業者が取り扱いを終了)。そこで同種を保存していた宮崎大学に依頼をし、交配を進め安定した供給が得られるよう準備している。椎骨動脈へのアメロイドコンストリクター留置手技は確立しているため、モデル動物が安定して入手でき次第、実験計画を進める予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢性難聴はコミュニケーション障害を引き起こし、うつ病や認知症の誘因となる。超高齢化社会を迎えた今、その予防や治療は喫緊の課題である。これまで加齢性難聴と虚血性疾患との関連は報告されているが、モデル動物が存在しないため、その病態は十分に解明されていない。我々はスナネズミの頚部椎骨動脈にアメロイドコンストリクターを留置し、慢性内耳虚血を引き起こすことで作製可能な、加齢性難聴モデルの研究をすすめている。申請者らはこれまでに、スナネズミ一過性内耳虚血モデルによる難聴研究で成果を収めてきた。その応用である本モデルの病態を解明することで、慢性内耳虚血の新たな予防や治療法の開発につながると期待される。
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