研究課題/領域番号 |
21K16922
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
勝部 元紀 京都大学, 医学研究科, 助教 (40609583)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 顔面形態形成 / 胎児顔面骨格 / geometric morphometrics / ヒト胎児 / 形態解析 / 幾何学的形態測定学 / 顔面先天異常 / 成長 |
研究開始時の研究の概要 |
顔面先天異常疾患の病態解明や治療発展において、顔面の正常発達過程の把握は必要不可欠であるが、その全容はわかっていない。CTやMRIなど撮像機器の発達により、世界的にも極めて貴重なヒト胎児標本を破壊することなく多数利用した正確な形態解析が可能となってきた。本研究は、それらの画像データと最新の3次元形態解析手法を組み合わせることにより胎児期におけるヒト顔面骨格の3 次元的かつ連続的な形態変化を解明するものである。
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研究成果の概要 |
顔面骨格の正常発達過程は、顔面先天異常疾患の病態解明に必要不可欠ですが、まだわかっていません。本研究の目的は、胎児期におけるヒト顔面骨格の3次元的な形態変化を定量的に評価し、正常発育様式の全容を解明することです。 近年、CTやMRIなど撮像機器の発達により、国内外を問わず極めて貴重なヒト胎児標本を多数利用した正確な形態解析が可能となってきました。そして、それらの画像データを元に定量解析することで、全胎児期を通した標準成長モデル(4次元モデル)を作成し報告すべく準備しております。また、蝶形骨をはじめとした頭蓋底の形態変化についても解明し報告いたしました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト胎児期における顔面骨格の成長発育の解明は先天異常疾患の病態生理解明、胎児超音波診断などにおいても必要不可欠でありその重要性は認知されてきました。しかし、ヒト胚子、胎児標本は非常に貴重であるため、国内、国外ともに研究報告は限られているのが現状です。特に顔面骨格については形態が複雑であるため、その3次元解析の報告は更に限られます。今回の研究成果は、今後の顔面形態の発生研究のみならず先天異常学において重要な基礎データになり得るため、学術的意義は高いと考えています。
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