研究課題/領域番号 |
21K16936
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57010:常態系口腔科学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
笹 清人 昭和大学, 歯学部, 助教 (50823069)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2022年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | osteoblast / lactylation / differentiation / ラクチル化 / 乳酸 / 分化 / 骨芽細胞 / 骨芽細胞分化 / 脂肪細胞分化 / 間葉系幹細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
ヒストンの修飾は、様々な化学修飾により染色体の高次構造の変化や転写制御、細胞運命の維持などを制御する重要な役割を担っている。近年、ヒストンの新規修飾として乳酸による「ラクチル化」が発見され世界的に注目を集めている。我々は、乳酸が骨組織を構成する細胞の分化に重要であることを報告してきた。そこで本研究では、乳酸によるヒストンのラクチル化が間葉系幹細胞の分化(骨芽細胞および脂肪細胞)にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることで、乳酸のラクチル化による新たな分化機序の解明に繋がり、新たな骨代謝疾患の治療法の開発に大きく寄与する可能性がある。
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研究成果の概要 |
ヒストンの修飾は、様々な化学修飾により染色体の高次構造の変化や転写制御、細胞運命の維持などを制御する重要な役割を担っている。近年、ヒストンの新規修飾として乳酸による「ラクチル化」が発見され世界的に注目を集めている。現在までに間葉系幹細胞から骨芽細胞および脂肪細胞への分化をMCT1による乳酸の輸送が制御するというMCTの新しい機能を見出した。そこで本研究では、乳酸によるヒストンのラクチル化が間葉系幹細胞の分化にどのような影響を及ぼすかを明らかにする。本研究の成果は、乳酸のラクチル化による新たな分化機序の解明に繋がり、新たな骨代謝疾患の治療法の開発に大きく寄与する可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳酸によるヒストン修飾であるラクチル化が骨芽細胞の分化を促進する可能性が示唆された。乳酸は、ほとんどの組織内で産生される物質であり、生体の局所的な応用がしやすい分子であると考えられる。今後のヒストンラクチル化が制御する遺伝子や調節する酵素を詳細に調べることで、新たな骨代謝疾患の標的となる可能性がある。
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