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口腔扁平上皮癌における放射線耐性機構解明とスルファサラジン併用療法の有効性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21K16950
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57020:病態系口腔科学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

中嶋 光  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特定研究員 (20849103)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード口腔扁平上皮癌 / Osteopontin / CD44 / 放射線治療 / 放射線耐性 / スルファサラジン
研究開始時の研究の概要

OSCC患者に対するより有効性の高い放射線療法の開発を目指し、①がん微小環境におけるOSCC細胞のOPN-CD44経路を介した放射線耐性機構の更なる解明、②in vivo担癌マウスモデルにおけるxCT阻害剤スルファサラジン併用放射線療法の有効性の検討を行う。

研究成果の概要

口腔扁平上皮癌(OSCC)において放射線治療は重要な治療戦略だが、放射線抵抗性を示す細胞の存在が患者予後を不良にする。放射線抵抗性メカニズム解明の解明や新規治療法の開発は急務である。OSCCにおけるOsteopontin(OPN)発現と放射線治療の治療効果との相関を明らかにし、基礎実験からOSCCにおけるOPN-CD44経路を介した放射線耐性能獲得の可能性を示した。またOSCC患者に対するより有効性の高い放射線療法の開発を目指し、in vivo担癌マウスモデルにおけるxCT阻害剤スルファサラジン併用放射線療法の有効性の検討、OSCCのOPN-CD44経路を介した放射線耐性機構の検討を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来の放射線治療にOPN-CD44シグナルを標的とする治療法を併用することはOSCC患者の放射線耐性を克服するための新たなアプローチとなる可能性を示唆している。またxCT阻害薬スルファサラジンは関節リウマチなどに既に承認されており、高い治療効果を示している。ドラッグリポジショニングを利用した新規治療法により放射線抵抗性OSCCに対する有望かつ創造性に富む治療法の候補となりうる。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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