研究課題/領域番号 |
21K17099
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
|
研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 麻梨香 東京医科大学, 医学部, 助教 (20814560)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 歯髄幹細胞 / 骨分化 / 骨再生 / 再生医療 / 細胞シート |
研究開始時の研究の概要 |
応募者は、中高年者由来ヒト歯髄幹細胞(DPSCs)と生理活性物質を組み合わせ、高効率な骨芽細胞誘導法を開発し、マウス頭頂骨欠損モデルにてその有効性を報告したが、移植細胞の生体内での作用機序および大動物における中高年者由来DPSCs由来骨芽細胞の骨分化誘導能は不明である。本研究では、若年者と中高年者由来DPSCs由来骨芽細胞を免疫不全ミニブタに移植し、生体内での作用を明らかにし、特に骨再生療法の需要の高い中高年者におけるDPSCsによる骨再生医療のための基礎技術を開発し、後の臨床応用へ繋げる。
|
研究成果の概要 |
ヒト歯髄幹細胞( DPSCs)の骨分化能に関するこれまでの報告は,若年者の抜去歯より得られたDPSCsに関するものが多く,中高年者由来のDPSCsによる報告は殆どない。我々はこれまでに,低分子化合物であるヘリオキサンチン誘導体(TH)を添加し骨芽細胞分化誘導した若年者由来DPSCsが高い骨分化能を有することを報告した。しかし、中高年者由来DPSCsに対するTHの効果は不明である。本研究では,特に骨再生療法の需要の高い中高年者のDPSCsを用いた歯槽骨再生法の確立・実用化を目指し, TH添加骨芽細胞分化誘導した中高年者由来DPSCsの骨分化能を若年者と比較検討した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が成功することで、少子高齢化に伴いこれまで以上に中高年層の歯槽骨欠損症例に対する骨造成法の需要が高まることが予想されるなか、より低侵襲で高効率な骨再生戦略の臨床応用が可能となることが予想される。
|