研究課題/領域番号 |
21K17105
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
喜田 晶洋 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任助教 (60741816)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | CRISPR/CAS9 / CRISPRスクリーニング法 / 放射線耐性 / 上皮成長因子受容体(EGFR) / セツキシマブ / CRISPR / セツキシマブ耐性 |
研究開始時の研究の概要 |
新たなゲノム編集技術である CRISPR/Cas9を用いた, CRISPRスクリーニング法が脚光を浴びている. これを癌細胞株に適用することで, 癌細胞の増殖に関わる生物分子学的機構が解明できる. さらにはセツキシマブに対する耐性株において,その耐性に必要な遺伝子の働きを制御する薬を drug-repositioningの観点から同定出来れば, 開発にかかる期間と費用も削減でき, その意義は極めて大きい.本研究では,セツキシマブ耐性メカニズムに関連する遺伝子群を解析し, それらの遺伝子の中から耐性に関与するキーとなる候補遺伝子を選別するとともに, 耐性克服薬を探索する.
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研究成果の概要 |
頭頸部癌における放射線化学療法は,治療抵抗性(耐性)を獲得し腫瘍の根治は困難となることがある. 解決のためには,薬剤・放射線耐性の問題のターゲットを, 分子レベルで詳細かつ明確にすることが重要である. 当初はセツキシマブに対しての薬剤耐性遺伝子の解析を目的としていたが, 臨床の現場において放射線耐性に対する評価の重要性も考え, まずは放射線耐性遺伝子の解析を行うこととした. 本研究では新たなゲノム編集技術であるCRISPR/Cas9 を利用したゲノムワイドスクリーニング法を用いて, 放射線耐性メカニズムに関連する遺伝子群を解析し, それらの遺伝子の中から耐性に関与する候補遺伝子の探索を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当科は耐性に関する研究実績があり, 先行実験による準備を整えて, 耐性を克服する新規薬剤を開発する点に大きな特色と独創性がある. 特に, 実臨床でおいて重要な課題である放射線耐性を克服する研究であり, 過去の実績のように新規耐性克服薬の検索同定に成功すれば, 非常に大きな社会的意義が得られる. よって本研究成果により, 臨床的に新たな治療薬の開発, 実用化の基盤となる非常に重要な情報を提供することで, 癌治療, 特に担癌状態の患者の社会復帰の維持・治療に大きな福音をもたらすことが期待でき, 医学的にも社会的にも大きな意義がある.
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